胎内記憶―命の起源にトラウマが潜んでいる (角川SSC新書)池川 明
角川・エス・エス・コミュニケーションズ 刊
発売日 2008-07
希望の書 2008-08-24
2歳や3歳の子どもたちが、胎内にいたときや、参道を通って生まれ落ちるときの記憶を語っている。その言葉を聞くうちに、その子たちがごく当たり前の記憶をしゃべっているのだという気がだんだんしてきた。赤ちゃんが生まれたとき産声を上げるのは、皮膚の温度が低下するため、自然に起こるらしい。ある女の子は、自分が産声を上げたときのことを思い出し、「勝手に泣いてしまって、恥ずかしかった」と語っている。思わず笑ってしまったが、同時に、赤ちゃんが生まれ落ちるときすでに羞恥心という高度な感情を持っていることに感心してしまった。
体内記憶は「オカルト」として受け取られがちだという。たしかに、科学的に証明することは困難だろう。しかし、EBMを偏重し、証明できないものを即座に否定するいまの風潮に、著者同様、危惧を抱く人は多いはずだ。
子どもたちや若者が加害者や被害者になる事件の多くは、そのベースに、周囲とのコミュニケーションのし方がわからない若者が増えているという現状があるといわれる。
本書を読むうちに、両親や周囲の人たちが、お母さんの胎内の赤ちゃんに折に触れては話しかけることが、コミュニケーション力の根っこをつくる確実な方法なのだと思えてきた。そうして生まれてきた子どもたちは、きっと周囲と豊かなコミュニケーションを築き、バランスのとれた社会人になるに違いない。そういう希望を抱かせてくれる1冊だった。
まずこれからお母さんになる人、お父さんになる人に、必読書として薦めたい本である。
決して人気のある種類の本とは言えません?が、この手の分野には想像以上に濃い読者がいるんですよね。胎内記憶―命の起源にトラウマが潜んでいる (角川SSC新書) も例外ではありません。
親戚のおじさんにもらった本なのですが、この分野にとても造詣が深い人なんです。その世界では少しは知られた人らしいです。本当か?
そんなおじさんのオススメ本です。この分野に関心のある方は、胎内記憶―命の起源にトラウマが潜んでいる (角川SSC新書) 、一度は目を通してみてください。損することはないと思います。
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